概要 ※出版社ウェブサイトより引用

セリフ以上に雄弁に語るカメラワークの極意
撮影現場の即戦力として、瞬く間に人気を集めた『マスターショット100』に、待望の第二弾が登場。今回は会話に焦点を絞った構成で、実際の映画シーンを例示しながら、100通りもの対話の撮り方を紹介します。
会話の潜在性を最大限に引き出すショットを身に付ければ、映画の心臓部とも言える会話シーンを、独創的なものに仕上げることが出来ます。さらには演者からベストな表現を導きだし、セリフに込められた意味を何倍にも深めることが可能に。映画監督はもちろん、ゲームクリエーターやアニメーターまで、様々な職種の人にとって汎用性の高い一冊です。
目次
CHAPTER 1 CONFLICT 対峙する/対立する
1.1 威圧的に迫る/パワー・ムーブ
1.2 出入口を利用する/ドアウェイ
1.3 疎外感を描く/オフセット・グループ
1.4 方向感覚を混乱させる/クロッシング・ライン
1.5 障害物を使う/バリア
1.6 左右の入れ替え/サイド・スイッチ
1.7 突然振り向いて対峙する/スナップ・ターン
1.8 躍動的な動きから静止ショットへ/スイング・トゥ・カット
1.9 空間の奥行きをしっかりと描く/ディープ・ステージング
1.10 権力の綱引き/パワー・ストラグル
CHAPTER2 INCREASING TENSION 高まる緊張感
2.1 弧を描くように移動する/サークリング・ダイアログ
2.2 歩み寄る2人/クロージング・スペース
2.3 高さの誇張/エキサジュレーテッド・ハイト
2.4 ドラマティックにカメラを振る/ドラマティック・スイング
2.5 秘密の会話/クランデスティン
2.6 違和感を生むフレーミング/フレーム・シェア
2.7 片方の話者だけに寄る/フォーカス・オン・ワン
2.8 高低で優劣勢を表現する/レベル・チェインジ
2.9 息詰まる閉所感/クロストロフォービック・スペース
2.10 歩き回る主人公/トラック・キャラクター
CHAPTER 3 POWER STRUGGLES 主導権争い
3.1 事実に圧倒される/ディスオリエンテッド
3.2 戸口での駆け引き/ドアウェイ・アングル
3.3 配置の入れ替え/アングル・エクスチェインジ
3.4 2つの世界の境界/スレショールド
3.5 前方と後方の空間/スペース・リバース
3.6 追いすがる/キャラクター・チェイス
3.7 劣勢に立った横顔/サイド・オン
CHAPTER 4 GROUP CONVERSATION 多人数で会話する
4.1 アングルで位置関係を知らせる/アングル・アンカー
4.2 目線で位置関係を知らせる/アイライン・アンカー
4.3 3人の会話を1ショットで撮る/グループ・ピボット
4.4 中央で窮屈な主人公/セントラル・キャラクター
4.5 一列に並ぶ/アロング・ザ・ライン
4.6 一列に並んで遠方に目を向ける/ライン・オブ・スリー
4.7 2人の話者を中心に全体を映す/セントラル・ライン
4.8 泰然さを強調する/ソリッド・カメラ
4.9 テーブルを囲んだ多人数の会話/ラウンド・テーブル
4.10 1ショットで描き切る/エキスパンディング・グループ
CHAPTER 5 CONNECTING CHARACTERS 心が触れ合う
5.1 望遠レンズで空間を演出する/ロングレンズ・スペース
5.2 障害物を設置する/オブストラクション
5.3 カメラに背を向ける/フェイシング・アウェイ
5.4 正面から向き合う/アングルド・プッシュ
5.5 相手に背を向けて動き回る/バック・トゥ・キャラクター
5.6 ダンスをしながら会話する/ダンス・ムーブ
5.7 のけ者/アウトサイダー
5.8 空間の可能性を探る/プレイング・ウィズ・スペース
5.9 歩調に合わせたカメラ移動/ペーシング
5.10 長いスピーチ/パラレル・スピーチ
CHAPTER 6 REVEALING PLOT 新展開
6.1 高さを変化させる/シフティング・レベル
6.2 身を寄せ合う2人/クローズ・カット
6.3 逆アングルへのジャンプ・カット/ハード・リバース
6.4 正面から側面、再び正面へ/フェイス・トゥ・フェイス
6.5 横たわる人物を上から撮る/フェイス・アップ
6.6 画面を横切る/バックグラウンド・スイッチ
6.7 目に見えない境界線/インビジブル・バリア
6.8 目を合わさない/ノー・コンタクト
6.9 奥へ移動して表情を見せる/シフト・トゥ・バックグラウンド
6.10 パンで両者を交互にとらえる/スウィング・パン
CHAPTER 7 WALKING AND TALKING 歩きながら会話する
7.1 階段を下りる/スパイラル・ダウン
7.2 勢いよくすれ違う/ラッシュ・パスト
7.3 カメラ方向に顔を見せる/ファインディング・ザ・レンズ
7.4 歩く3人を前後から見せる/バック・トゥ・カメラ
7.5 お互いへの興味が深まる/ミューチュアル・インタレスト
7.6 空虚を見つめる/オープン・スペース
7.7 追う/フォローイング
7.8 斜めに移動する/オフセット・ウォーク
7.9 180度パンから弧を描いて移動/リピーテッド・スウィング
7.10 1人の動きに呼応した移動/テザード・カメラ
CHAPTER 8 INTENSE EMOTIONS 高ぶる感情
8.1 動き回りながらの口論/アーギュメント・イン・モーション
8.2 衝撃に固まる/フリーズ・リヴィール
8.3 微妙な心の乖離/ホーミング・イン
8.4 距離感を操る/ミックス・ディスタンス
8.5 クローズアップから状況説明につなぐ/ムービング・アウト
8.6 カメラ移動に合わせて身体をひねる/ターン・ウィズ・ムーブ
CHAPTER 9 INTIMACY 親密感
9.1 「寄り」で親密感をとらえる/プッシュ・トゥ・トーク
9.2 接近した顔/クローズ・フェイス
9.3 カメラ移動に合わせて寝返る/ヘッド・トゥ・ヘッド
9.4 上昇して見下ろす/レイズド・カメラ
9.5 弧を描いてから寄る/アーク・アンド・プッシュ
9.6 ささやき声/ウィスパー
9.7 2種類のツーショット/パーシャル・アングル
9.8 画面外のなにかに注目する2人/アウター・フォーカス
9.9 ローアングルで狭い空間を描く/ロー・アンド・クローズ
9.10 2種類の切り返しとクローズアップ/カップル・アングル
9.11 小道具を有効利用する/オブジェクト・ヒンジ
CHAPTER 10 LONG DISTANCE 電話のシーン
10.1 1人で電話をかける/ソロ・ムーブ
10.2 背後から見守る/リモート・オブザーバー
10.3 両者のコントラスト/コントラスト・モーション
10.4 場所の状況を見せる/センス・オブ・ロケーション
10.5 壁に向かって振り返る/ウォール・ターン
CHAPTER 11 CREATIVE STAGING 創造的なステージング
11.1 身体の向きを互い違いにする/リバース・ボディ
11.2 ショックを受けた表情を隠す/モーション・エクスチェインジ
11.3 カメラを後退移動する/トラックバック
11.4 角度をつけて向かい合う/オフセット・アングル
11.5 別々の部屋/ディファレント・ルーム
11.6 距離を保ったまま横移動する/ディスタント・スライド
11.7 意外なリバース・ショット/フラット・リバース
11.8 動き続ける/ムーブ・スルー・シーン
11.9 人物が退いてその先を見せる/キャラクター・リヴィール
11.10 2人の間にカメラが分け入る/プッシュ・ビトゥイン
11.11 心の溝を埋める/クロージング・ザ・ギャップ
Amazonでのカスタマーレビュー/評価
概要
・クリストファー・ケンワーシー=著
・吉田俊太郎=翻訳
・出版社:フィルムアート社
・発売日:2011/12/23
・本体価格:2,530円(税込)
・判型:A5判横・並製
・頁数:247ページ
・ISBN-10:4845912856
・ISBN-13:978-4845912858
著者紹介
クリストファー・ケンワーシー(Christopher Kenworthy)
映画監督、プロデューサー、ライターとして活躍している。監督した長編映画『The Sculptor』は批評家からも高い評価を受けている。著書にはベストセラーとなった『マスターショット100』の他、2作の長編小説『The Winter Inside』と『The Quality of Light』などがある。その他、短編小説もある。英国イングランド北部出身で、オーストラリア在住。
吉田俊太郎(よしだ・しゅんたろう)
翻訳家。現在は英国と日本を頻繁に行き来しながら映画や広告を中心に翻訳活動をしている。主な訳書として『映画の瞬き』『マッケンドリックが教える映画の本当の作り方』『ジェームズ・キャメロン』『マスターショット100』(フィルムアート社)、『知的会話のための英語』(ベレ出版)、『映画もまた編集である』(みすず書房)などがある。
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